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AQUA SOCIAL FES!! 2016

AQUA SOCIAL FES!! Presents ~みんなの鶴見川流域再生プロジェクト~

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最終レポート

未来はもっと楽しくなる!みんなの鶴見川流域再生プロジェクト

RESULT

【自然を学ぼう 自然を創ろう】

【都市の真ん中で実現した、流域単位の水辺再生プロジェクト】

水をテーマとして地元の自然環境を保護保全する参加型アクションプログラム、「AQUA SOCIAL FES!!」。企業が市民の輪に入り、同じ目線で共に社会的課題にチャレンジするこの取り組みは、約半年をかけて日本全国47都道府県、50カ所で実施されました。

その中でも最も多くプログラムが開催されたのがここ、鶴見川流域です。

【外来種を取るだけじゃない、在来種を広めていきます!】

早春の中流のクリーンアップに始まり、水源である上流「源流保水の森」では、エノキの植樹を体験。森の保水力向上を目指すと共に、ゲンジボタルや絶滅危惧種となっている国蝶のオオムラサキが舞う森を目指して保全活動を進めました。貴重な河口干潟のある下流では、クリーンアップや外来生物退治なども実施し、1年を通して“流域全体”で自然保護活動が展開されました。

【元気いっぱい、仲間っていいね!充実の自然学習アクティビティ】

春のウォーキング、初夏のホタル観察会、真夏のカヌー体験、秋のバイオブリッツやシードバンク作りなど…四季を通して自然学習アクティビティが充実していたり、ふんだんに学びの時間が用意されていたりしたことも、鶴見川流域における活動の特徴のひとつ。若い世代がワイワイと、みんなで楽しみながら活動に参加していたのも頷けますね。毎回、目からウロコの発見があり、豊かな水辺を全身で感じることができました。

【ひとりの力は小さくてもみんなの力が繋がれば、未来はきっと変えられる!】

全長約42.5km、流域人口190万人の都市河川、鶴見川。全9回を通じてその上流、中流、下流と3つのエリアを行き来しながら、都市の真ん中で蘇りつつある“たくましい自然”の姿を思う存分味わいました。企業、NPO、個人が繋がり直すことで見えてきた、信頼のもとに“異なるセクターが地域環境を支え合う”新しい未来を思うとワクワクせずにはいられません。

【ますます目が離せなくなる!?力強く回復をはじめた鶴見川】

日本の原風景を形作っていた本来の鶴見川の姿、その水辺の自然植生を取り戻す「みんなの鶴見川流域再生プロジェクト」は、地球規模で求められているレジリアンスを見据えた“しなやかでたくましい自然回復へむけたチャレンジ”であり実験です。

「鶴見川が豊かになって、魚も虫も鳥も、もっともっときてくれるようになってほしい!」皆勤賞でこのプロジェクトに参加した子どもたちの願いが叶う日も、そう遠くはなさそうです。森から街まで、みんなが自慢できる鶴見川にしよう!

◆共催:NPO法人鶴見川流域ネットワーキング
◆後援:町田市
◆協力:一般社団法人Think the Earth、綱島商店街協同組合、綱島商店街連合会、綱島モール商店会、
     綱島一番会、アムフルス、コヤマドライビングスクール、つなしま不動産マーケット、矢野つり具
◆関連団体:NPO法人鶴見川源流ネットワーク、NPO法人横浜カヌー倶楽部、DCC土光カヌークラブ

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第9回

キラキラの昆虫を育むマジックツリー!? エノキの冬支度と森の散策

REPORT

【晩秋の快晴!日だまりの中で元気にストレッチ!】

全長約42.5km、流域人口190万人の都市河川、鶴見川。上流、中流、下流、と流域ごとに多様な生きものが生息する豊かな水辺が広がります。いよいよ最終回となる今回は、町田市上小山田にある「源流保水の森」を訪ねてみました。

総勢70名を超える参加者が大集合。バス2台に乗り込み、車中では「いいね!JAPAN」で紹介された映像を見ながら、20分程で源流付近に到着。朝一番はワイワイと賑やかにストレッチとアイスブレイクを楽しみました。

【あたり一面落ち葉の絨毯!源流保水の森、秋のウォーキング】

約50万tの水を貯えることができる「源流保水の森」は、「緑のダム」とも言われています。足下には色とりどりに染まった落ち葉が幾重にも重なっていました。美しい絨毯のようです。この落ち葉、ただ美しいだけではありません。スポンジのような役目をしていて、保水力の要でもあります。森に向かう途中では、湧き出たばかりの清々しい源流を見ることができました。

【森の宝石を育むマジックツリー、エノキの冬支度】

エノキはオオムラサキ、タマムシ、ゴマダラチョウなど森の宝石のようにきらめきを放つ昆虫を育むマジックツリー。5月に植樹した木の根元に、カナムグラのツルを集め、ドーナツ型のリングをつくりました。これが天然のシェルターであり、エノキのお布団がわり。冬場にはマイナス10度を超えることもあるという「源流保水の森」ならではの冬支度です。

【森は宝の山!?クズのツル草切りにチャレンジしました】

荒れ果てた森の植生を象徴するのがクズとササ。暗い薮(やぶ)をつくる困り者と言われています。みんなで力を合わせて挑み、絡み付く太いツル草を「エイっ!」と力いっぱい引き抜くと、長〜いツルが姿を現しました。抜き取ったクズのツルをクルリと丸めていくと、瞬く間にステキなオーナメントのベースができあがり!

【みんなの力で流域再生!ダイアローグと1年のふりかえり】

感じたこと・心に浮かんだことをキーワードに込めて対話するダイアローグの時間では、今日一日を一緒に楽しんだ仲間同士がじっくりと語り合う姿があちこちに。そして、最後はスライドを見ながら、これまでのAQUA SOCIAL FES!!の鶴見川における活動の軌跡と成果をふりかえりました。企業・個人・NPOがそれぞれ枠組みを越えて、つながることで見えてきた未来の社会は“これからもっと楽しくなる”、そんな予感にワクワクした1年の振り返りでもありました。

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第8回

銀色に輝くオギ原を再生しよう!セイタカアワダチソウ退治とオギの穂波まつり

REPORT

【楽しみながら「日本の原風景」をとりもどせた?!】

鶴見川本流と支流の早淵川が合流するこの寄り洲は、面積5000平方メートルの大きな湿地帯。三日月型のこのエリア、8月にアレチウリ退治をした場所でもあります。

朝日に輝く川面を眺めながら元気いっぱいにストレッチをして、いよいよアクティビティスタート!見分けがつくかな、穂先が黄色い植物がセイタカアワダチソウ。かわいらしい花とは裏腹に、根っこから毒を出して在来植物を枯らしてしまう困り者だそう(><)2人ずつペアになって抜き取りま~す。

長く伸びた茎は木の枝のように硬く、しっかりとした感触なので思わず手にも力が。十数分後、みんなで抜き取った成果を束にして集めてみると、、、瞬く間にセイタカアワダチソウの山となりました。

【くらべっこしましょ、どっちがオギの穂?】

風が吹く度ゆらゆらとそよぐ美しい穂波。姿を比べてみると白くてふわふわしたもの、銀色に輝くもの、葉っぱがザラザラしているものなど色々な種類があるそうです。見分け方を教わってクイズにチャレンジしました!!こちらが代表的な4種類。セイバンモロコシ、ススキ、アシ、オギです。違いがわかりますか~?

【種の不思議、シードバンクづくり】

続いて、オギの種を集めてシードバンクづくりにチャレンジしました☆穂先のフワフワとしたところを丁寧にコームでとかし、種を殺菌された砂と混ぜます。これがシードバンク。日当りのいいところで春を待ち、遺伝的に多様なオギの株をつくる実験です。

【一日をふりかえって、ダイアローグ】

仕上げは活動をふりかえって共有する、ダイアローグ。今日感じたこと、心に浮かんだことをキーワードに込めて語り合います。自分らしい言葉で伝え合う時間は、年齢も所属もバラバラ、多様なバックグラウンドを持つ人が集まるフェスの醍醐味のひとつかもしれませんね(^-^)

ちなみに、この日はダイアローグの後、銀色に輝くオギの穂波まつりも行われました!秋風にそよぐオギの回復をお祝いしながら、秋の味覚を楽しみましたよ~。

寄り洲を見渡してみると、8月の活動で復活したオギが青々と誇らし気です。

コツコツと取り組みを続けると着実に蘇る、力強い自然の姿を目の当たりにしました。次回はいよいよ最終回ですね。源流、保水の森でお会いしましょう☆

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第7回

生きものたちのにぎわい豊かな河口干潟を満喫!セイバンモロコシ除去作業&投網ショー

REPORT

【雨雲を吹き飛ばせ!ハイタッチで元気に1日のスタート】

源流域、中流域、下流域と流域全体を巡る鶴見川のASF。第7回目は、東京湾もすぐそこ、潮の香りに包まれた河口干潟へ!前日からゲリラ雷雨が降ったり止んだりの不安定な空模様で、当日は集合時間にも、もくもくと怪しい雲が立ちこめていました。このため、午前中に予定されていたクリーンアップは中止に。それでも参加者のみなさんは、朝から元気いっぱい☆ストレッチ代わりのハイタッチで、雨雲を吹き飛ばしてしまいましょ〜!

【困った外来植物「セイバンモロコシ」を引っこ抜こう!】

最初のアクティビティは、植生管理。元からあった地域の自然を守るために、外来植物を引っこ抜く作業です。この日のメインターゲットは、「セイバンモロコシ」。地中海沿いのヨーロッパ原産の外来植物で、堤防や道ばたで見る見るうちに成長し、オギやアシなどの在来植物の成長を邪魔してしまう、困ったヤツです。
高さ1メートル以上にまで成長したセイバンモロコシは、根っこが堅く、引っこ抜くのに一苦労(><)なかなか力の要る作業ですが、みんなでやれば楽しいし早い! そして在来植物が元気になる! 一石二鳥にも三鳥にもなるんですね☆

その後、聞こえてきたのは「みなさん、サプライズショーです!」というアナウンス。川の方を見ると、腰まで水に浸かった男性の姿が。

網をパッと広げて川に投げ、引き揚げると……お見事、ピチピチのスズキが捕れました! 熟練の技「投網(とあみ)」に、干潟で見守っていた子どもたちも大喜び。その他にも、ハゼ、テナガエビ、イワシ、カニなど、河口周辺に住む様々な生きものたちをみんなで観察し、鶴見川の豊かな自然を大いに楽しみました♪

【あなたの“リバーネーム”は? 川と自分の関わりを知るアクアトーク】

午前中はなんとかお天気が持ったものの、午後のプログラムは天候を考慮し変更に。バスで「鶴見川流域センター」に移動して、施設の見学とアクアトークを行いました。今回のテーマは“リバーネーム”。名字と名前の間に、自分が生まれた場所の近くにあった川と、今住んでいる場所にある川の名前を並べてつくります。自分のリバーネームを紙に書いたら、隣の人とペアになって自己紹介。川についての思い出や印象を語り合いました。

「川の思い出なんてないな〜」なんて言っていた人も、話しているうちに、川辺や土手で遊んだ記憶が蘇って来た様子。それぞれの思い出話に花が咲き、どのペアも時間が足りなくなるほど盛り上がっていました!

日本中どこの場所でも、必ずどこかの川の流域に属しています。誰もが気付かないうちに、川と関わりながら生きてきたことを実感したアクアトークでした☆次回はちょっと間をおいて11月。中流域でお会いしましょ〜♪

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第6回

日本の原風景がよみがえる!?みんなの力で川辺の自然回復にチャレンジ!!

REPORT

第1回のASFで歩いたこの川辺、おぼえていますか?

綱島駅から川沿いに歩いて数分のところ、鶴見川と早淵川の合流点。中流と下流のちょうど境目となる寄り洲から、今回のアクティビティの様子をご紹介します。地面にくっきりと影が映るほどまぶしい夏の陽射しと青空の下、ワクワク!ドキドキ!! いつものように朝のストレッチからスタートです!

【よみがえれ!美しい日本の原風景!オギ・アシ原を取り戻そう!】

まるでお月様のように美しい三日月型をした、早淵川合流点の寄り洲!もともとはオギやアシの群落が広がる美しい場所でした。ところが近年、アレチウリなどの外来種に覆われてあっという間に壊滅状態に。そこで今回はみんなの力で在来種の自然回復を目指します。なんとこの場所がモデルとなって“鶴見川中下流の川辺”の自然回復にも反映されていくそうですよ☆

【うんとこしょ!どっこいしょ!みんなの力でアレチウリ退治】

ビッシリと広がるこの植物が特定外来生物に指定された、アレチウリです。周囲を覆い尽くして太陽の光を遮断してしまうので、覆われた植物は枯れてしまうんです・・・(T_T)ひっぱるとすぐにプツンと千切れてしまうので、ぶわんぶわんと大きく揺すってからごっそり引き抜くのが退治のコツ。大人二人掛かりです!!どこからか「見てみて!こんなに捕れたよ!」と楽しげにお手伝いする子どもたちの声も聞こえてきました^^

【生きもの見つけた!!自然観察アクティビティ「バイオブリッツ」に挑戦】

続いては、アメリカで流行している自然観察アクティビティ、“バイオブリッツ”。ある特定のエリアに住む生きものをできるだけたくさん集め、種類ごとに判別観察して、生きものの賑わいを体験します!虫、植物、土の中の生きもの、水辺の生きものと4つのグループに分かれて、生きもの探しの探検に出かけました。マハゼ、クロベンケイガニ、コオロギ、モンシロチョウ、シオカラトンボ、ヒメガマ、タデ。この日はたった20分で58種類の生きものに出会うことができました!

楽しい時間ほど、あっという間に過ぎるものですね。普段は何気なく目に入る“いつもの景色”だったはずの鶴見川。実はこんなにも豊かな生きものが暮らすステキな水辺でした。こんな目からウロコの体験ができるのも、都市の中にある鶴見川ならではかもしれませんね^^恒例のダイアローグでは、ちょっぴり日に焼けた笑顔で語り合う姿があちこちで見られましたよ☆みなさん、本当にお疲れ様でした!!

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第5回

多様な生きものでにぎわう鶴見川河口でカヌー体験&水辺のクリーンアップ!

REPORT

【くねくね曲がった川の終点、鶴見川河口干潟。】

鶴見川第5回目の今回は源流域、中流域、下流域と3つのエリアからなる鶴見川の中でも1番海に近いエリア、下流域のイベントです!
ここは鶴見川の終点、河口干潟。東京湾に注ぐ間際なので、足下には白い貝殻があちこちに広がっていました^^一歩踏み出す度にサクサクと楽しい音と感触を感じます。恒例となった朝のストレッチでは、お隣同士で力を合わせているうちに、元気なかけ声や笑い声が聞こえてきました。ココロもカラダもほぐれてきたようですね☆

【ワクワク、ドキドキ! カヌーに乗ってみました!】

ひとつめのアクティビティはカヌー体験!お気に入りのカヌーに乗り込んで、豊かな鶴見川の流れに漕ぎ出します。一見穏やかに見える川面とは裏腹に、引き潮の流れが速くてドキドキです(><)両手のパドルを交互に漕ぎながら、ゆったり水を捕まえて水面を進みます。流れに乗ってみるとまるで水の上を滑っているような感覚で心地よ~い浮遊感!カラダ全身で水を味わいました♪

【お魚いるかな? 力を合わせて手作り水族館にチャレンジ!】

続いて、泥干潟に住む水辺の生きものを探しに出かけてみました!岩かげを蹴り込んで、飛び出てきた生きものを網ですくい取る、蹴込法にチャレンジ。カニ、エビ、ハゼ、コトヒキ、ボラ、ヤドカリなど、海の水と川の水が混ざる汽水域(きすいいき)ならではの生きもので賑わった“ワクワク水族館”は大成功でした~☆なんと絶滅危惧種の“エドハゼ”まで見つかりましたよ!!

【みんなの力で水辺を再生! 仕上げはクリーンアップ】

川は流域文化を映す鏡です。河口干潟は、総面積235㎢の鶴見川流域全体からいろいろなものが流れ着くところ。流域の総括ですね。クリーンアップが継続されている鶴見川では、都市の生活から出た生ゴミやタバコなど、人工物は以前に比べると格段に少なくなってきたそう。また、上流から流れ着いた草や土砂などの自然物は循環して海の栄養となるそうですよ^^

水しぶきと笑い声があがる楽しいアクティビティを通じて、河口の自然植生を取り戻す、新しい一歩になりました!!みんなが力をあわせれば未来はきっと変えられる。次に鶴見川を訪れる頃には、自然再生の基本の枠組が準備できているはずですね☆

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第4回

ホタルの光は“生きもののにぎわい”の証!緑あふれる初夏の森でアレチウリ退治&ホタル観察会

REPORT

【自然を学ぼう 自然を創ろう】

【夜にはホタルに会える? 期待を胸に森の中へ】

第2回、第3回に引き続き、鶴見川のてっぺんにある“源流保水の森”を舞台に、この日は午後4時と遅めのスタート~☆お休みモードの脳を起こすため、まずはみんなで円になって、ちょっと複雑な準備体操を。ストレッチをリレーで回すなど、いつの間にか笑いも起こり、心も身体もほぐれたところで、いよいよ、みずみずしい緑がいっぱいの森の中へと入っていきます!

【大切な森を外来種から守ろう! アレチウリ退治にチャレンジ】

アレチウリは、環境省が特定外来生物に指定している、繁殖力がとても強いツル状(ウリ科)の植物。放っておくと、見る見るうちに葉っぱと茎で周りの植物を覆ってしまうんです。さらには、高い方、高い方へと向かって木も登り、果てには森全体を枯らしてしまうんだそう!

他の植物に絡まった長~いツルを慎重に根っこまで辿っていくと、意外にもするりと抜けました!根っこは小さいのに邪魔する力は強力なんて、本当に困った植物ですねぇ^^;

みんなで手いっぱいになるまで引っこ抜いたら、元からあった植物たちが姿を現しました。アレチウリに負けず、元気に育ってほしいですね^^

【ホタルのこと、知ってる? 休憩後はアクアトーク】

今回は賞品をかけたクイズ大会です! 「日本のホタルで成虫が光るのは何種?」といった難しい問題にも自信満々に答えていたのは、小学4年生の男の子。

なんでも、この日の午前中、家庭教師の先生と一緒にホタルについて予習してきたそう☆(ちなみに正解は14種でした!!)クイズが盛り上がってきた後半は、いよいよ本格的に暗くなり、プログラムもクライマックスへ突入です!!

【ホタルの光に歓声! 幻想的な森の夜を満喫☆】

足下をライトで照らしながら谷へと歩みを進め、息をひそめて待つこと10分ほど。暗闇の中に、ほんわりとしたやさしい光が灯りました☆

「わぁ!」という歓声と「どこ、どこ?」という声が混じり合う中、光は1つ、2つ、3つと数を増し、そのうち曲線を描いて飛び立つホタルも現れました!右で、左で、木の奥で、次々に光を放つホタルに、みんなもこの日最高の笑顔に。感動覚めやらず、といった様子のまま、お約束の記念写真をパチリ。「たくさんいたね!」「キレイだったぁ~」と余韻を楽しみながら、ホタルの舞う谷を後にし、この日の全プログラムは終了となりました。

ホタルが舞うということは、生きもののにぎわいが豊かな証拠。今回見られたホタルの中には、第2回の鶴見川AQUA SOCIAL FES!!で放流したゲンジボタルもいたはずです。こうやって活動がつながっていくことを実感できるのは、うれしいことですよね♪

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第3回

緑がまぶしい“源流保水の森”美しい蝶が舞う日を夢見て植樹&水辺の自然観察会!

REPORT
【アクアトークでプログラムスタート!流域ってなに?】

鶴見川第3回目の開催となった5月下旬のこの日。朝からまぶしいぐらいの晴天にも恵まれ、沢山の方々が集まってくれました☆この“みんなの鶴見川流域再生プロジェクト”では「流域」というキーワードに注目して活動を進めます。アクアトークでお話をしてくださるのはアドバイザーの岸先生。流域とは、川に注ぐ雨水が集まる大地の領域。「流域」という枠組みで地図を眺めてみると、実は日本列島すべてがどこかの川の流域なんですよ!行政区単位で考えられがちな水害をはじめとした防災対策や自然環境対策も、視点をちょっと移してみると全く新しい世界が見えてきますね^^

そして、いよいよバスで開催場所まで移動で~す!今日はどんな活動が待っているのかな?みんな始まる前から、ワクワクドキドキな様子です☆

【春の息吹を味わって。源流眺望点】

活動場所に到着すると、そこは眩しい陽光に照らされて見渡す限り一面、緑い~~っぱいの “源流保水の森” 。幅1km長さ10km近くつづくこの大きな森は、壮大なダムの役割をしているんですよ~。1ヘクタールで約500tの水を貯えており、ここ源流眺望点からは鶴見川が東京湾に流れ込む河口の位置まで見ることができました!!

そして、チームごとに森の谷底部分にあたる“熊の平作業基地”というエリアを目指してしゅっぱーつ!森の中に一歩足を踏み入れてみると透過光と涼しい空気に包まれました☆足下にはゆらゆらと木漏れ日のダンスが広がります♪♪とっても気持ちいいですね~!

【大きくなったかな?水辺の自然観察会と記念撮影】

ワクワクしながら前回みんなで笹刈りをした“熊の平作業基地”やゲンジホタルの幼虫を放流した小川などを巡って、水辺の様子を観察しました。少しずつ人が手を入れていくことで、在来種を排除してしまう特定外来種の進入の拡大を防ぎ、多様な生きもので賑わう湿原本来の姿が取り戻されていくんだそうです。今回はカンアオイやヤマユリなどの貴重な植物と共に、ホトケドジョウやアズマヒキガエルなど水辺の小さな生きものも見ることができました~♪♪そして、恒例の記念撮影は、まるでご神木のような大きなマルバヤナギの下でパチリ!!木漏れ日の下で、みんな素敵な笑顔ですねっ^^

【マジカルツリー!?エノキの植樹】

その後、前回みんなで笹刈りをした“熊の平作業基地”で、エノキの苗木を植樹。まず2人ペアになって直径30cm深さ30cm程度の大きな穴を掘っていきまーす。

そして穴の中にエノキの苗木を置いて土を半分かけ、バケツ半分の水を入れてグールグルとかき混ぜてどろんこペーストができたら、植え込みます。最後にそっと土をかぶせたら、できあがり~☆パチパチパチ!

どういう木を植えるかで森の種類が変わります。たとえば保水力が同じでも、その森が果たす生物多様性貢献が違うこともあるんです。エノキは雑木林の代表的な樹木のひとつで、日本の国蝶とも言われるオオムラサキをはじめ、ゴマダラチョウやテングチョウなどの蝶が幼虫の時にエノキの葉を食べて育ちます。玉虫色と言われるほど素晴らしい色彩で知られるあのタマムシ(成虫)は、エノキの葉を食べるのだそうですよ!!エノキは色鮮やかな虫たちを育むマジカルツリーなんですね~。

【今日一日をふりかえって。仕上げはキーワード・トーク!】

一日のふりかえりをひとつのキーワードに込めて全員でダイアローグ。高く掲げられたボードには“緑”、“数って力”、“ご近所の森”、“集”、“いただきます”、“涼しい”、“自然への感謝”、“reBORN”、“ふかふか”、“共同作業”、など思い思いのメッセージが現れました。 “ふかふか” と書いてくださった方は「森の中は足下がふかふかしていた。保水力の源、長年雑木林に積もった葉っぱのクッションのお話を聞いてまさにこれだと実感しました。」と。青空の下で心地よい風に吹かれながらみんなでステキな体験をシェアできた、そんな1日となりました(^-^)
次回は、6月!また来月お会いしましょうね☆

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第2回

目指せ!ゲンジボタルの舞う森。みんなの力で“源流保水の森”再生にチャレンジしました!

REPORT
【まるでスポンジ!?天然のダム“源流保水の森”】

鶴見川のAQUA SOCIAL FES!!第2回目となる舞台は、たっぷりと水を貯えて都市の水害を防ぎつつ、豊かな生きものの暮らしを支えている、“源流保水の森”。鶴見川の一番てっぺんにあたるこのエリアは、面積が1000haを超える広大な雑木林地帯、東京の郊外地の中では最大級の緑地帯の一角です。鶴見川の水源となるこの森は1㎡で50ℓくらいの雨水を溜める強力な保水力をもっているんですよ!みんなの力でこの森を再生して、生きもののにぎわいを取り戻しましょう♪
今日は山を歩いたり、土嚢を作ったりと沢山体力を使います。まずは準備運動!しっかりと伸ばして身体をほぐしましょ~!

準備運動が終わったら、どんどん山の中へと進んでいきます。

【まぼろしの蝶!?美しいオオムラサキが生き延びる森へ】

今回の活動地は“野中谷戸(のなかやと)西の谷”と呼ばれ、農地や雑木林の手入れが激減して、竹林や笹原になった場所。でも、ゲンジボタルや、絶滅危惧種のホトケドジョウ、さらに国蝶・オオムラサキが生き延びているんですよ。オオムラサキの幼虫の餌は榎の葉。親はクヌギの樹液が大好物。今回みんなで笹刈りをする“クマの平基地”は、次回榎(エノキ)の苗木を植樹する予定です。青紫色の美しい蝶が雄大に空を舞う姿に期待が膨らみますね☆

【ホタルの増加を支援する水辺づくりにチャレンジ!】

そしていよいよ作業場所に到着!背丈より長い笹をどんどん刈っていきます。

一方、笹刈り班の作業場のすぐ傍では土嚢(どのう)づくり班が作業中。どろんこになりながら、一生懸命掘っていきます。

出来上がった107個の土嚢は、しみ出し水が流れる小川に並べ、そして自然増殖を励ますため(当地の貴重な親の産んだ卵から育成した)150匹のゲンジボタルの幼虫を放流しました。幼虫のエサはカワニナ。カワニナの餌となる藻類は川底にあたった太陽の光で光合成をします。ちょうど木漏れ日があたるような環境がベストなので、このエリアでは北側は笹をとって明るく、反対の南側は背の高い笹を残して太陽光を調節しているんですって。ホタルはこれからさなぎになって50日ほど土の中で過ごし、6月中旬に飛びはじめるんだそう!

【ひとことキーワードでダイアローグ。1日のふりかえりをシェアしました】

プログラムの仕上げはキーワード・トークです。参加して気づいたこと、大切に思ったことをひとつのキーワードにして話し合うダイアローグ。“つながりの再生”、“音”、“MY森”、“継続”など今回も様々なキーワードが並びました。“回復”と書いてくださった方は「森を回復することで自分の心も回復する。外側と内側の両面で循環していくことに気がつきました」と。

源流保水の森から地球に思いを馳せたEARTH DAYにふさわしいステキな1日になりました!!皆さん、本当にお疲れ様でした!

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第1回

鴨居~綱島・中流川辺自然観察とウォーキングとクリーンアップ

REPORT
今年初の鮎を発見!?豊かな生きものに出会うウォーキングとリバークリーンを行いました!

【生きものの宝箱!?高水敷ってなに?】
むかしから、「春小雨夏夕立に秋日照り」と豊作を願う句が詠まれたものですが、そんな縁起のよいあたたかい春小雨の中、活動はスタート!まずはみんなで準備体操です!

腕を伸ばしたり、ハイタッチ(もちろんこれも、ちゃんとした準備運動のひとつです!)を行い、皆のテンションがあがってゆきます。

全員の身体が温まった所で、ウォーキングがスタート!今回のフィールドは町田市に源流を持つ都市河川、鶴見川。参加者のみなさんはおそろいの青いビブスと手袋を着けて元気にスタートです。まず、はじめに到着したのが「鴨居左岸高水敷」。って、一体何?普段は聞きなれない言葉ですよね。“高水敷”とは大雨の時にだけ水につかる川辺の平らな場所のこと。一見ただの草原に見えますが、実は豊かなみどりや川辺の生きもの再生の拠点なんです!ここにはその昔“豊葦原の瑞穂の国”と古事記にもでてくる有名な植物、葦(アシ)や荻(オギ)が群落になって生えています。実際手に取って触ってみると、カサカサしていて背の高いススキみたい!この植物群が川辺にあることで、たくさんの生きものの住処になっているんだそうです。茶色くて枯れているように見えていた草原が、実は本来の日本らしい川辺の冬景色だったんですね。まるで生きものがいっぱいの宝箱の様でした。

皆とても真剣に話を聞いている様子・・。

【水に浮かぶスタジアム?目からウロコの治水対策】
運が良ければ、コサギやカワセミに出会うこともあるという自然豊かな鶴見川。川辺には桜の花も咲いて、穏やかな景色の中ウォーキングは続きます。現在はこんなに穏やかな景色が広がっている鶴見川ですが、昔はなんと“あばれ川”と言われていたんです。大雨の時の増水に備えて1980年から「総合治水対策」が実施され、多目的遊水地、新横浜公園ができました。そのまちづくりは海外からの視察も多数訪れているそうです。
テニスコートやバスケットコートなどスポーツ施設として開放されている新横浜公園ですが、ひとたび大雨となれば鶴見川の水を受け入れて日本でも最大級の遊水地に早変わりするんだそう!また周辺エリアに位置する施設、道路が高床式構造になっているのも大きな特徴のひとつ。
サッカーで有名な横浜国際総合競技場も、増水時にはまるで水に浮かぶスタジアムのようになるんですって。ガチガチに川をコントロールしようとするのではなくて、逆にゆとりを持たせて溢れた水を遊ばせてしまう、まさに遊水地。しなやかに川と街が寄り添い合う仕組みがつくられているんですね。

【ダイアローグ。ひとことキーワードで感想をシェア】
鶴見川流域センターという地域防災施設に到着後は、楽しみにしていたおまちかねのランチタイム!皆でお弁当を広げ食べた後は、雨宿りを兼ねて室内ワークショップを行いました。午前中のウォーキングをふりかえったダイアローグの時間です。皆それぞれに感じたキーワードを紙に書いてシェアします。「見る」「流域」「つながり」「体感」「まちとかわ」などなど、たくさんのキーワードが紹介されました。

何人かお話を伺ってみると、「普段当たり前のように目に入ってくる自然だけれど、植物の名前をはじめて知ったり、流域という概念をはじめて知ったり、新しい発見がたくさんありました」とか、「濁った川は汚いと思っていたけれど、実は汚くなかった。生きものがたくさん住む豊かな川だったし、そこにサイクルができていると。知れば知るほどおもしろくなりました。」など、みなさんたくさんの発見があったようですね!振り返りでは「アクアが雨を呼んでくれたね。雨が降り出したことで、実例を交えてお話ができて今日この時間が本当によかった!」と鶴見川流域ネットワーキングの岸先生。気づきとつながりが生まれた、とても楽しい語らいの時間になりました。

【今年初の鮎が捕れました!ライブ投網漁を体験】
ワークショップの後は小雨の降る中、午後のプログラムがスタート!最初に立ち止まった場所は「亀の甲橋下の落差」といわれるところ。川の環境も生きものも、この「亀の甲橋下の落差」を境に海の影響があるものとそうでないものが入れ替わるんだそう。ここは鶴見川流域の中でも毎年最初に鮎の遡上が確認されるポイントでもあるんです。「鮎?!」と半信半疑の声が聞こえる中、実際の投網漁を体験してきました。みんなわくわく、ドキドキしながら、息をのんで橋の下の川面を見つめます。

さっそくスタッフの方が投網をうってみたところ、なんと今年初の鮎が捕れました!ちょうど降ってきたこの雨のおかげで鮎が遡上してきたそうです。昨年は最初の数匹は3月2日に遡上が確認されたそう(国土交通省「アユの遡上マップ2011」【平成23年8月10日現在】の集団公式記録では3月20日)ですが、今年は寒い日が続いていたのでその日を過ぎても未確認のままだったそうです。水がきれいで、川底に水苔(みずこけ)がいっぱいある清流を好むと言われている鮎が都市河川の真ん中で見つかるなんて。改めて豊かな自然が残る鶴見川を体感した瞬間となりました。大勢の人が歓声をあげながら、流線型の美しい姿を見つめていました。
※上記調査日はアユの禁漁期間中ですが、国土交通省によるアユの遡上についての情報提供のため、特別採捕許可をとって調査を行っています。(捕獲したアユは、すべて川へもどしました)

【荻(オギ)の移植で、見事に自然が蘇りはじめた寄洲へ。】
鮎の投網漁を体験した後は、支流と支流が合流するポイント、綱島へ。町田に源流を持ち、東京湾に注ぐ鶴見川は全長42.5km。ちょうどマラソンコースと同じくらいの長さで、ところどころにいくつかの支流が合流するポイントがあるんです。そのひとつが早淵川と鶴見川が合流するポイント”綱島”。川と川の合流点にある寄州(よりす)という三日月型の土地は、長い時間をかけて土砂が運ばれて積もったもの。そこにも川辺の生きものがたくさん暮らしていますが、最近では外来種に押されて、日本本来の植物が生育できなくなっているんだそう。数年前からそこに荻(オギ)を移植して、人が手を入れていくことで、見事に自然が蘇りはじめた場所がこの寄洲なんです。岸先生の説明を皆さんとても真剣に聞いていました。

【最後はみんなでリバークリーン。雨もあがって夕日が綺麗!】
みんなで鶴見川の流域を再生する、このアクア・ソーシャル・フェス。これから秋にむけて、荻原の再生にもチャレンジします。一面に荻原が広がるのを夢見つつ、最後は全員でリバークリーン!小さなゴミを拾う頃には、雨もすっかりあがってまぶしい夕日が射していました。

12kmを歩ききった満足感いっぱいの顔で、全員での記念撮影。元気な声で、せーの!「アクア・ソーシャル・フェス!」

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